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住宅ローンの返済方法
金利タイプなどを決めたら、次は返済期間や返済方法、ボーナス時の加算などを検討していきます。返済方法を選ぶ際には損得よりも無理なくスムーズに返済できる方法を優先して考えることが大切です。
現在は、最長返済期間を35年までとするローンが一般的ですが、返済期間が長いと利息がかさんで総返済額が多くなってしまいます。かといって、返済期間を短くすると総返済額は減らせますが、下図のように毎月返済額は高くなってしまいます。このため、返済期間を決めるときは、住宅ローンの返済が家計を圧迫しないよう注意が必要です。
一般的に返済期間は1年単位で設定できますので、家計の状況をみながら返済期間を設定し、余裕ができたら随時繰上返済をしていくなど、無理のない範囲で早めに返済していくことが大切です。
返済期間別の返済額の試算例
●資産の前提
・適用金利:年3.0%(返済全期間一定と仮定して試算)
・借入金額:2,000万円
返済期間 |
毎月返済額(円) |
総返済額(円) |
10年 | 193,121 |
23,174,520 |
20年 | 110,919 |
26,620,560 |
30年 | 84,320 |
30,355,200 |
※返済期間による返済額の違いを比較するための試算ですので、実際のケースとは異なります。
住宅ローンの返済方法には、「元利均等払い」と「元金均等払い」の2種類があります。元利均等払いは、毎月返済額のなかの元金と金利の割合を変えることで返済額が一定になるもの(金利変動の場合は変化します)。元金均等払いは、毎月返済額のなかの元金の額を一定にするもので、毎月返済額は当初が最も高く、どんどん下がっていくことになります。総返済額では、元金を早めに返せる分利息が減り、元金均等払いのほうが低くなります。
両方式の比較
返済方法 |
メリット |
デメリット |
元利均等返済 | 毎回の返済額が同じなので長期に渡る返済計画が立てやすい。 |
返済当初は利息の支払いにあてられる割合が大きく元金が減るペースが遅い。 |
元金均等返済 | 毎回、一定額の元金を返済していくので、「元利均等返済」に比べて、ローン残高が確実に減り、トータルで支払う利息が少ない。 |
返済当初は利息の支払いが多く、返済負担が重い。 |
返済方法でもう一つ考えておきたいのが「ボーナス時加算」。ボーナス月に、毎月返済額にプラスして支払いを行う返済方法で、その分返済期間を短縮したり、毎月の返済額を低くすることもできます。しかし、ボーナスの支給額は景気に左右されやすいので、過度にボーナスを当てにすることなく返済 できるように、慎重な資金計画を立てることを心がけたほうがよいでしょう。